不眠症Q&A
不眠症関連でよくある質問と回答①
Q 不眠症の原因はなんでしょうか?
A そもそも不眠症とは、入眠障害や中途覚醒、早朝覚醒に熟眠障害等、睡眠問題が1ヶ月以上続いてしまい、日中に倦怠感、意欲低下、集中力低下、食欲低下等、異変が出現する病気です。 原因に応じた対処が必要です。不眠症の原因は、大きく分けて6つあります。
1.ストレス(特に神経質で、責任感が強く、生真面目な性格の人に多いです)
2.身体の病気(呼吸や、四肢の運動異常など)
3.心の病気(主にうつ病など)
4.薬や刺激物など(抗がん剤や、カフェインの含まれたコーヒー、緑茶など)
5.生活リズムの乱れ(夜勤や日勤が混合してる方や学生、海外旅行や出張後の人などが多い)
6.環境(騒音、日光が入りすぎる所など)
不眠症関連でよくある質問と回答②
Q 寝る前にスマホは見ない、羊を数える、子守唄を聴きながら寝るなど、不眠症に対する様々な症状軽減方法を聞いたことがありますが、一体どの方法が良いのでしょうか?
A 不眠に対する当院のおすすめの対処法を7個ご紹介致します。
1.就寝と起床時間を一定にする。
2.睡眠の時間にこだわりを持ちすぎない。
3.朝に太陽の光を浴びるようにする。(1日の24時間の周期がリセットされます)
4.運動をする。(程よい疲労は睡眠に効果的です)
5.自分に合ったストレス発散方法を見つける。
6.寝る前に読書や入浴などリラックスをする。
7.寝酒をしない。(睡眠が浅くなり睡眠の質が悪化します)
以上です。一度気になられたものからお試しされるのはいかがでしょうか?
不眠症関連でよくある質問と回答③
Q 不眠と生活習慣病は何か関わりはありますか?
また、不眠が身体に悪いということは何となく分かりますが、実際不眠が続くとどうなってしまうのでしょうか?
A 不眠が続いてしまうと、糖尿病や高血圧症等の生活習慣病のリスクを高めてしまいます。多くの研究によって、不眠は生活習慣病に大きく影響すると言われています。不眠症状のある人では、ない人に比べて糖尿病や高血圧、脂質異常症になってしまう危険性が高くなっており、さらにその状態が続くと、心血管疾患のリスクも上がってしまいます。ですので、不眠を軽減させることは、生活習慣病の施術や予防においてとても重要です。
不眠症関連でよくある質問と回答④
Q レム睡眠とノンレム睡眠の違いはなんですか?
A レム睡眠とノンレム睡眠は、眠りの深さもそうですが、他にも活動の性質や状態等、異なった役割があります。
レム睡眠は、体を休養させながら、脳は活動しており、生活で得た情報を整理する役割があります。呼吸や脈拍が増加し、血圧はノンレム睡眠に比べて少し高くなるという特徴もあります。また、記憶に残っている夢はレム睡眠で見たものと言われています。
ノンレム睡眠は、脳を休ませて成長ホルモンを分泌し、生体機能を整える役割があります。それぞれは約90分の周期で入れ替わって現れます。
不眠症関連でよくある質問と回答⑤
Q 不眠に効果的な食べ物や飲み物はありますか?
A 不眠にいい食べ物は、タンパク質の豊富な肉や魚、乳製品、大豆製品などが良いと言われています。それらにはトリプトファンというアミノ酸が多く含まれています。トリプトファンは、体内時計を調節しているメラトニンや、ストレスを和らげる神経系に関わるセロトニンに変換されます。
朝食にタンパク質を摂ると、トリプトファンがチャージされ、ストレスマネジメントのセルフケアを実行したと前向きな気持ちになるためおすすめです。
また、コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるカフェインは、脳を刺激する覚醒作用があるため、夕方以降は控えるようにしましょう。