足底腱膜炎
-
朝起きてのベッドから降りた時の最初の1歩が痛い
夕方になると痛みが増す
階段、つま先立ちすると痛い
運動後に痛み出る
足の裏がつっぱったような違和感を感じる
長時間の立位や歩行が誘因となる痛み
疼痛や圧痛はあるが、腫脹・発赤・熱感などの炎症症状はみられない
ランニングやジャンプなどの蹴りだしの時など、運動時に踵部内側付近に疼痛が出て、運動開始時が強く、運動を続けると徐々に軽減する傾向にある。 -
足底腱膜炎に対する当院の考え
足底腱膜炎になる原因の多くにはオーバーユースが挙げられます。お仕事や日々の生活上、使わないで安静にするということは難しいことなので、その他からのアプローチを促します。まず検査として足底のアーチの高さが崩れていないかを確認します。足底のアーチは、体重や日々の衝撃等と関係してきます。土踏まずの重要性もしっかりお伝えします。またふくらはぎやアキレス腱の硬さも同時に確認します。足の裏に胼胝ができていないかも確認します。靴が新しくなったことや、運動不足ではないかも確認し、足底腱膜炎になる要因はひとつではないということを考えて検査していきます。
-
足底腱膜炎を放っておくとどうなるのか
足底腱膜炎の症状は個人差があり、急に強い痛みが出ることもあれば、だんだんと痛みが強くなる人など様々です。一度発症してしまうと、日常生活において歩行を辞めることは出来ないため、患部への負担は大きくなる一方です。そのため症状が進行し、なかなか治らない場合は半年〜1年以上症状が続いている人もいます。治療してもなかなか治らない「難治性足底腱膜炎」と診断されることもあるそうです。慢性化すると、かかとの骨に骨棘でき、さらに痛みが増すことがあります。また、傷が生じると足底腱膜のかかとの部分には普段は認めないような異常な血管と神経が増加して過敏な状態になり、するどい痛みの原因となってしまうそうです。
-
足底腱膜炎の改善方法
足底腱膜炎を改善させる方法としては、安静にし運動量等を制限すること、ストレッチや筋力強化、足部構築異状の強制や手術療法、薬物療法などが挙げられます。多くはオーバーユースによるものなので、急性期は局所の安静と炎症、疼痛の軽減のための練習メニューや運動量の制限、休止が必要です。運動後に炎症が見られる場合アイスマッサージを行います。筋力強化に関してはタオルギャザーの指導をします。足底固有筋を強化することで、アーチが挙上され、踵部と中足指節関節の距離が短縮され足底筋膜の緊張が低下します。また、テーピングを行うことでアーチを作り、地面からの衝撃を上手く吸収できるようにします。
-
足底腱膜炎の改善に効果的な当院の施術メニューは?
上記で挙げた中にストレッチがあります。そのため筋膜ストレッチが効果的です。下腿三頭筋や後脛骨筋、長腓骨筋の拘縮が扁平足の場合は生じていることがあるので、ストレッチが重要です。足関節の拘縮を予防する意味でも行います。次に鍼灸施術です。鎮痛・消炎・腫脹の軽減などを目的に圧痛部や緊張部に施術します。足底腱膜起始部付近の踵骨内側隆起部や足底部中央に圧痛がある場合は、その部位に刺鍼します。灸も同様に行います。また骨格矯正をを行い、骨を正しい位置に戻すことで、より筋肉の緊張の緩和や、足底へのアプローチを行っていきます。った利すれば当然良い筋肉は付いて来ません。それを周波数の高い電気の力を借りて収縮弛緩をして筋力をつけていただいています。
-
その施術を受けるとどう楽になるのか
まず筋膜ストレッチでは、下腿三頭筋を緩めることで足底腱膜にかかるストレスを緩和していきます。鍼灸施術では、痛みの緩和を主に行います。痛みが無くなる、小さくなることでストレス等も減り、少し快適に過ごすことができます。また矯正を行うことで、足部だけでなく、姿勢不良や柔軟性の低下が原因である場合も考えられますので、全身の矯正を行うことで、現代の方に多い無自覚な猫背やストレートネック等も共に治療することが出来、全体的に過ごしやすく楽な身体作りができます。
-
改善するための治療頻度はどのくらいか
施術頻度は週に2~3回来ていただくことが理想です。また、スポーツ選手や学生の部活動などで、試合が迫っているなどの大切な行事がある際に関しては、毎日来ていただくことを促します。また来院できない日や少しの空いた時間では、患者様自身で一人で出来るストレッチやタオルギャザーを初めとする治療等を行っていただくよう指示します。